白雪姫の魔女のよう
彼いわく、彼女は言わば"私は美人?症候群"。
「あの人と私のどっちが好き?」ではなく、「どっちが美人?」としつこく聞く彼女に、自分への気持ちに対する不信感さえ生まれてきたといいます。
まねをしたのか、ほくろ 除去まではじめたとか。
その頃にはメイクもしだいに濃くなったが、以前のように「化粧ちょっと濃いんじゃないの?」なんて、とても恐ろしくて言えなかったといいます。
しかし以前よりキレイになったのは確かだった。
自分の彼女がキレイになっていくのはうれしいが、一時間おきに化粧直し、スキあらばコンパクトを開いている姿は、やっぱりちょっと病的だった。
女って、そこに執着しはじめると、なんとなく凄みが出てきて、ホントにキレイなんだかどうだか、わからなくなったとも彼は言う。
美人があんなに好きだった自分が、ここまで美人であることに病的にこだわる女を見ていたら『美人って一体何だ?』『美人なんて、何か役に立つのか?』『女は形より中身だろう、やっぱり』なんて思うようになっていました。
急に"女"が見えるようになった気がしたと言うのです。